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September 17, 2004

ぁぉうと

更に反応してみる。

「Alt」の続き。/latest AFTERWORDS.2664.09.16.

「Alt」の続きの続き。/latest AFTERWORDS.2664.09.16.

トピックが『Alt』キーの呼び方に関する話題から瀬戸内海地方における英語発音の特徴にシフトしつつあります(笑

それはともかく、各所での『Alt』キーの呼び方の違いの話題を見ていて思うのは、英語発音の代替表記としてカタカナを使う事の問題性です。

「Alt」の続きの続き。の中に『Alt』の発音を

>{「あ」と「お」の中間音}ると。

>「ぁぉると」?(笑)

と表記して笑いを取っている一節があります。
上の例の場合はひらがなを用いていますが、私たちが日本語の文章を記述する際に、日本語の中に取り入れられた英語(をはじめとする全ての外国語)の単語をカタカナで表記するのが当たり前になっています。これは文章の中で用いられる外来語が外来語であることを明確に示すために取られるようになった手法で、記述言語としての日本語の柔軟性を示す証拠でもありますが、日本人が外国語を、特に発音を学ぶ上での阻害要因の一つになっていると私は考えます。

例えば英語の「a」の発音は、実際の音に近いカタカナ表記をすると

「ェア」

であったり、

「ェヤ」

であったりするのですが、日本語の中でカタカナ表記される場合は単純に「ア」と表記されるのが一般的です。さらには日本語の中で「ア」と表記される発音には「o」や「u」も含まれる事ありますが、これを実際の音に近いカタカナ表記をすると、

「ォゥア」

であったり、

口と鼻から同時に息を吐きながら「ア」(表記不能)

であったりします。
また英語の「th」の子音は日本語にはありませんし、「r」と「l」の発音の違いもカタカナでは表記できません。他の外国語に目を向けると、スペイン語の巻き舌で音を転がすように発音する「r」の子音や、フランス語の唇を突き出して発音する一連の母音など、カタカナ表記の不可能な音は数多くあります。中国語の「シ」の発音など4種類か5種類あるとも言われています。

このように日本語には無い様々な母音や子音を持つ全ての外国語を、十把一絡げにカタカナで表記してしまう、してしまえるというのは、記述言語としての日本語の優れた特徴の一つではありますが、物心ついた時からカタカナ表記された英語をはじめとする様々な外国語に触れて育ち、中学生くらいから義務教育で英語を習い始めた頃にはテキストブックにカタカナでルビ振って「ジス イズ ア ペン」と発音するのが当たり前になっている日本人には、なるほど正しい英語発音が身に付くはずはないよなぁ、と思う次第です。

正しい(というか最も近しい)発音の表記としては『発音記号』というモノもあって、英和辞書などを見ればちゃんと単語毎に音節の区切りまで分かるように記載してあるのですが、実際の教育の現場における『発音記号』のないがしろにされっ振りは目に余るモノがあります。おそらくは中高6年間英語を学んでも「発音記号ってナニ?」という学生サンも多かろうと思われます。

外国語をカタカナ表記するという手法は大変合理的な一面もあるし、今更変えようとしても変えようがないのでしょうけど、せめて『Alt』キーの呼び方についての微妙な祖語が無くなる程度には、発音中心とする外国語教育の重視と外来語のカタカナ表記の見直しをしても良いのではないかと、一連のトピックを通じて感じました。

………もっとも、瀬戸内海地方の方やせいる読みをされる方の事までは文部科学省でも面倒見きれないと思いますが(笑

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