« 支給品 | Main | 来年の干支 »

October 21, 2004

CCCDについて思う

JASRAC、CCCD廃止の流れに疑問を提示~船村徹会長ら新役員が会見

それに対する各所の反応。

おざきさん。

凛子さん。

ラヴィせんせー。


私は年間に100枚近い音楽CDを買います。
ここ数年で新譜に占めるCCCDの割合はかなり高くなっており、店頭でCDを探していて聴きたいと思ったタイトルがCCCDである場合も度々あり、その場合買うか買うまいかかなり悩むのですが、『聴きたい』という欲求の方が上回る場合がほとんどで、いささか不本意ながらCCCDメディアのタイトルも買ってきました。昨年の11月までは。

しかし、昨年の11月にとあるメジャーなアーティストのCCCDメディアのアルバムを買ってきて、家の15年愛用してきたONKYOのCDプレイヤに入れて再生しようとしたところ、一分経っても二分経っても認識されず、『まぁ、CCCDってのはそんなモノだしね』と諦めてPCのCD-ROMドライブで再生して聴いたのですが、その後、そのONKYOのCDプレイヤが『普通の』CD-DAメディアも認識しなくなってしまいました。どうやらCCCDメディアが『保証外の故障』の原因となったしまった模様。

CCCDメディアによる『保証外の故障』については前々から言われていたし、そもそも制作した側が保証しないと書いてあるのですが、そんな『保証外の故障』を起こすのは中国製のちゃちぃプレイヤくらいのモノだろうとタカをくくっていたところへ愛用機の故障。しかも原因となったと思われるタイトルが、通算で100万枚以上の売り上げのあるメジャーなタイトルだった事。私がその時感じたのは愛用のCDプレイヤをダメにされた怒りと言うよりは、『ああ、もうダメなのかもしれない』という諦めに似た感情だったように思います。

もうダメなのかもしれない。

私は違法なファイル交換やコピーに関しては身銭を切ってモノを買う愉しみを知らない馬鹿者のすることだと思っているので、取り締まりはするべきだと思うし、ことによっては『コピー防止技術を盛り込んだメディアによる音楽配布』は必要なのではないかと思っています。ただしそれは少なくとも、普通のCDプレイヤで再生できなかったり、保証外の故障の原因になったり、PCで再生しようとするとけったくそわるいWMPが起動したりしないモノであるべきでしょう。

CDケースにCCCDである事を示すシールが貼られているのを見ると、購買意欲が減衰する人は多いと思うし、そんなメディアで自らの音楽を配信されるのは当のアーティストにとっても不利益であると思う。レコード会社がCCCDの廃止を決めたのは、売り上げの回復に繋がらなかったとか、CCCDそのものの製造コストやライセンスの問題など、いろいろな理由があったのでしょうけど、『ユーザーからの反発』が思った以上に強かったのも理由の一つであると思う。


…これまでも音楽の配信メディアは様々な形で変遷してきましたが、それらは配信に用いられる機器や音楽そのものの進化に応じて移り変わって来たモノであり、決して著作権団体の既得権保護のために作られたモノではない。20年ほど前に『レコード』から『コンパクト・ディスク』という大きな変遷があったように、今もまた変遷の時期にあり、また20年後に振り返ればCCCDメディアも変遷の過渡期に現れた一時的なモノとして捉えられるのかもしれませんが、それはむしろ音楽メディアの歴史に置ける恥部であったり、黒歴史としてなのではないかと思うのですが。

|

« 支給品 | Main | 来年の干支 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference CCCDについて思う:

« 支給品 | Main | 来年の干支 »